スキップしてメイン コンテンツに移動

れむなんとげえみんぐ

ねずみです。


フレンドから頂きました。いつもありがとうございます。
前作Remnant: From the Ashesについての僕の感想は過去のブログをご覧ください。
前作は正直あんまり好きじゃなかったんですけど、2は面白いです。
以下の文はSteamに投稿したものと同じです。

前作Remnant: From the Ashesはありとあらゆる部分で底の浅さと出来の悪さが目立ち、全体的にいまいちなゲームだった(と自分は思っているが、その割に何故かレビュー等は高評価だった)ためあまり好きではなかった。今作はコンテンツ量やビルドの幅など、殆どの面で順当にアップグレードされており、前作と比べてしっかりと面白いゲームになっている。前作が好きではない自分でも今作を楽しむことができたので、前作を楽しめた人であれば今作は更に楽しめるだろう。

「データを解析される事も考慮してシークレットを作った」と開発者が言うくらいにこのゲームにはシークレットが隠されており、自分はマップを探索してシークレットを発見したときに「こんなところにこんなものが!」と喜びつつ最後まで楽しめた。そうして強力な武器やアイテムを集めてビルドを作っていくゲームでもあるため、探索やシークレット探しが嫌いな人にはあまり向かないかもしれない。

オススメはするものの、プレイ中に感じた不満もあったため下に書いておく。

・あまり快適ではないパフォーマンス
UE5とはいえグラフィックが特別綺麗なゲームというわけでもなく、その割にはやたらと重い。改善に取り組む予定らしいので期待したい。

・共有される商人の在庫
マルチプレイヤー時、商人の売っている強化素材の在庫がプレイヤー間で共有される仕様になっており、誰かが買い占めることができるため「自分のワールドなのに他プレイヤーに素材を全部買い占められてしまった」という現象が発生する。これは前作もそうだったのだが、どうして変えなかったのか…。

・特性/Traitの上限
前作と比べて悪くなっている唯一の点。特性/Traitのポイントの上限が6065しかない。前作はカンストまで取得可能だったが、今作では「ヘルス増加」「スタミナ増加」などの主要なTraitをいくつか取るだけで限界が来てしまう。前作の様にカンストまで取れるようにしろとは言わないが、現状ではいくらなんでもあまりにも少なすぎる。

・物語とその演出
ストーリー(とその見せ方)は前作と比べて悪くなっているわけではない…が、そもそも出来の悪い前作と比べて「悪くなっているわけではない」と言うのもあまり褒められたことではない。ストーリーそのものは個人の好き嫌いもあるだろうしともかくとして、カットシーンは終始間が抜けていて、ラスボス戦の前後ですら良くない笑いが込み上げてきた。グラフィックが前作より良くなった分だけ、より間抜けさが増した。脚本書いた人はもうちょっと頑張ってほしい。もしくは「無理に頑張って背伸びしないでほしい」と言った方が良いかもしれない。

・ローカライズ
今年見た中で一番酷い気がする。日本語があるだけマシと思うべきかもしれないが、質が非常に低い。キャラクターの口調に一貫性がなかったり、回りくどい言い方をしていたり、ボスの名前が直訳の単語になっていて間抜けな印象を与えていたり(例: "Venom"→「毒」、"Shrewd"→「鋭敏」など)、と「意味は分かるが不自然」な程度で済めば良かったが、日本語の文の間に英語が急に混ざったり、訳者がゲーム内の単語の意味を理解していない誤訳だったり、翻訳されていないのか設定ミスなのか英語のままで表示されたり、誤訳のせいで会話が成立していなかったり、そもそも日本語としておかしい表現が頻繁に目に付いたり、と例を挙げたらキリが無い程に酷い。更に言うと一部のスキルの「クールダウン」と「効果時間」の秒数が入れ替わったりもしていて、単純な直訳でももう少しマシな結果になるであろう部分がかなり多い。装備を手に入れて説明を日本語で読んでもいまいち理解ができなかったため、設定を英語に変えて説明を読んだところすぐに「ああ、なるほどね」となる流れが複数回あったことも忘れられない。誰も確認しなかったの…?
中にはパズルのヒントというか答えとして歌が流れる場面で、英語であれば「歌詞に使われている数字」を聞こえてきた順番通りそのまま入力するだけで良いのに、日本語字幕では数字の順番が入れ替わっているせいで日本語でプレイすると無駄にちょっとだけ難易度が上がる場面すらあった。

ねずみでした。

コメント