スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

7月, 2022の投稿を表示しています

からすくんげえみんぐ

ねずみです。 Death's Doorというゲームが面白かったのでレビューを書きました。 ( Steamに投稿したもの とほぼ同一の文章です) 音楽がマジで良いので皆さんOSTも買ってください。 Death's Doorは非常に丁寧に作られており、どの部分を切って見ても、とても少人数開発とは思えない一貫した質の良さを楽しめるゲームだ。数名のアーティストを除けば、主な開発メンバーはMark Foster氏とDavid Fenn氏の2人だったらしい。少人数に可能な範囲で面白いゲームを丁寧に作りあげるというのがどれだけ大変か想像もつかないが、Acid Nerveはそれを見事に成し遂げた。 抜群に良いサウンドトラック 音楽や効果音といったサウンド面は文句無しに良かった。 特に、 David Fenn氏 によるサウンドトラックの数々が物凄く良い。とても良い。本当に良い。べらぼうに良い。 プレイ中に何度も「うわ、BGMめちゃくちゃ良いな…」と感じたゲームは久しぶりだった。内部かまどの音楽に合わせて動くピストンの所は気分が凄く上がって鳥肌が立った。 是非OSTも買って聴いてほしい。 可愛いビジュアル 可愛らしいキャラクターデザインとそれにピッタリ合ったグラフィックは雰囲気がたいへん良い。キャラクター達のアニメーションも生き生きとしていてとても良かった。主人公のカラスくんは一切喋らないが、感情が無いわけではなくやはり鳥っぽく首を傾げたり時々慌てたような動きをするのが可愛い。箸を持ってご飯を食べる時の元気さも見てほしい。小さな森の精たちがとことこ付いてくるのもすごく可愛いので是非立ち止まって見てほしい。 ゲームにとって本当に大事なのは表面上のグラフィックの美麗さやリアルさではなく、アートスタイル・デザインの兼ね合いとそれを表現するグラフィックの塩梅であるという事を思い出させてくれる。 快適なコントロール 操作性などは非常に快適で、ストレスを感じることは無かった。 (ゲームパッドでプレイしたのでキーボード・マウスだとどうかは知らない) 文句無しのパフォーマンス 画質設定最高、1920 x 1080でフレームレートの低下やStutteringなどは一切見受けられなかった。 (i7-4790 / RTX2060 / RAM 16GB) アクションゲームなのでパフォーマンスは

ねこちやんげえみんぐ

ねずみです。 Strayというゲームが面白かったのでレビューを書きました。 ゲーム開始から30分間、僕はずっと「ネコチャン…」とニヤニヤしながらプレイしていた。ちょっと経つと流石にねこちゃんの可愛さにも慣れてきてニヤニヤは収まったが、それでも度々「ねこちゃんかわよ…」と、ゲーム中に出会うロボット達と同じ表情でニンマリしながらプレイしていた。アニマルセラピーを受けているような気持ちになって癒された。 2015~2017年頃にSNSなどで「サイバーパンクな街を冒険する猫のゲームを開発中」という趣旨の投稿やプロトタイプの映像が出回り始めた時、ゲーマー達の反応は「ネコチャン…」「これやりたい!」「めちゃくちゃ気になる」とかなり肯定的だった記憶がある。僕も不安混じりではあるもののこのゲームに期待していた。それからしばらく経ち、長い事このゲームの存在は僕の記憶の片隅に追いやられてしまっていたが、「あのゲームとうとう出たのか」となって我慢できずに購入した。実際にプレイした結果、Strayはプロトタイプの映像を初めて見たあの時の印象や期待を全く裏切らないものだった。自然で綺麗な光の表現、開発に大変苦労したであろう猫のしなやかな動き、九龍城砦にインスパイアされたという街並みの雰囲気の良さと、それに合った素敵な音楽もさることながら「理由もなく机に飛び乗って、置いてある瓶やカップを落とす」みたいないかにも猫らしい行動ができるのも魅力だ。 Unreal Engine 4の割に動作は軽快でグラフィック設定を全て高にしてもVRAM使用量がかなり少なく、エリアの読み込み時などを除いてフレームレートの低下やStutteringが起こることもなく、殆どの場所で100~144fpsを維持できていてとても快適だった。ズームして良く見るとテクスチャが少し荒かったりする部分もあるが、普通にプレイするだけなら気にならない/気付かないような作りになっている。ゲームファイルのサイズもおよそ6.5GBほどと非常に小さい。最適化に力を入れたのだろうか。PCスペックが高くなく、ゲーム用SSDに空き容量もあまり無い身としてはありがたい事この上ない。「ゲームのサイズが20GB未満だと小さく感じられる、20~40GBは当たり前、60~80GBも普通、100GB以上でも珍しくない」というこの時代には特に。 この文章を書いている

ねずみの2022年Steamサマーセール

ねずみです。 今年のSteamサマーセールも終わろうかと言うタイミングですが、僕が買ったゲームの紹介です。 CROSSBOW: Bloodnight Devil Daggersの影響を受けたであろうゲームだが比較すると難易度は低い。 クロスボウには連射/散弾/ロケットという3つの射撃モードがある。 ロケットが強いので通常の連射を使う場面がほぼ無い。 安くて楽しめるゲームだった。 日本語無し。 Fire & Steel ドラゴンとなって人間の軍隊共を焼き払うゲーム。 レベルクリア時のリザルト画面でテレビ放送を模した人間側の反応が映るのだが、それがちょっと面白い。 意外と難しく、安いけどそこそこ遊べる。 日本語無し。 Playable Mockup このゲームは説明が難しい。 かの有名な"P.T. / Playable Teaser"と同様に、このゲームは文字通りのプレイアブル・モックアップだ。 完成されたゲームと言うよりはコンセプトやアイデアの可能性を示すための実験に近い。 (ゲームとして成り立っていないというわけではない。) 日本語有り。 The Textorcist: The Story of Ray Bibbia 弾幕を避けながらタイピングをするゲーム。 自分の当たり判定が分かりにくいため、必要以上に難しい。 ストーリーはシリアスとギャグのどっちに行きたいのか微妙で中途半端なのが最後まで続く。 日本語無し。タイピングさせられる文章は英語とラテン語。 Tails of Iron ねずみの王となってカエル軍団に立ち向かうゲーム。 細部までおそらく全て手描きの絵で構成されており、ビジュアルはかなり良い。 詳細は省くが、敵の攻撃の仕様のせいでボス戦は所謂死に覚えが必要になってくるのであまり楽しくない。道中の雑魚敵相手は楽しい。 ねずみがかわいいので是非遊んでほしい。 日本語有り。 Death's Door サウンド、ビジュアル、ゲームプレイ、どれをとっても丁寧に作りこまれている素敵なゲーム。 詳しくはSteamでレビューを投稿したのでそっちを読んでほしい。 とにかくサウンドトラックが素晴らしい。 こんな良いゲームを少人数チームで作り上げたという事実が凄い。 (QAとかは別として、コアメンバー2人+アーティスト3人とかだったらしい) 日本語有り